皆さんは歯医者にいつ行きますか?
大半の方が「歯が痛い時」「詰め物が取れた時」に歯医者に行っているのではないでしょうか?
しかし、痛くなってからでは虫歯が進行している事が多く、最悪歯を残すことができずに抜歯に至るケースも 珍しくありません。
虫歯は歯質を、歯周病は歯を支える骨を失う疾患ですが、どちらも再生することが非常に困難な組織です。
当院ではそうなる前に定期的に来院していただき、虫歯や歯周病になっていないか等のチェックを行っています。
虫歯のできる仕組みや、一人一人が虫歯のリスクを知り、より適切な対処を実践していくことが大切です。
歯周病とは歯の周りにある歯茎や支える骨が歯周病菌に感染し、歯茎の腫れや出血、最終的には歯が抜けてしまう病気です。
その主な原因はプラークです。プラークは細菌の塊で、1mgの中に約10億個の細菌が棲みついています。
このプラークを残ったままにしていると、次第にバイオフィルムが形成され粘性のフィルム状の膜を作って繁殖しやすい環境に成長し、歯茎の炎症が起こり進行すると歯がグラグラになり最後には抜け落ちてしまいます。40・50代になると虫歯で歯を失うより、歯周病が原因で歯を失うことが多くなります。
その為には、定期的な検診と歯のクリーニングを行うことが大切です。
歯科治療が終了したら終わりではありません。治療後にきちんと歯みがきをしていても、お口の汚れを全て落とすことはできず、虫歯や歯周病を再発させてしまうからです。
当院ではみなさんにお口の健康を保っていただくために、1人1人の虫歯・歯周病リスクをもとに定期検診の間隔を定めご案内しています。
検診では、虫歯のチェックや歯周病の進行状況、歯の清掃などを行っていきます。
早期発見・早期治療で将来できるだけ健康な歯を保っていけるよう、今からできることを始めていきましょう!
気になっている場所・症状・体調などを伺っていきます。お薬を服用されている方はお薬手帳をお持ちください。
虫歯や歯肉炎・歯周病のチェックを行っていきます。
歯周ポケットの深さの程度・出血や膿の有無などを調べるために、先端に目盛りがついた針状の器具を使います。
※レントゲン撮影を行うことがあります。
歯の表面に付着した歯石、歯垢を器具や機械を使用して除去します。歯石はプラークが石灰化したもので、歯の表面や歯と歯の間に付着します。その上に歯垢が付着して、歯肉炎・歯周炎の原因となるため除去が必要です。
PMTCは専用器具を用いた専門的なクリーニングです。
普段のケアでは取りきれない場所の虫歯菌や歯周病菌を機械を使用して取り除きます。粘性のあるバイオフィルムは歯磨きでは取り除けないので、定期的な除去が必要です。
毎日の自宅での歯磨きが予防の基本になります。
正しい歯磨きでプラークコントロールが行えるように、磨き方や補助用具の使い方(歯間ブラシ、フロス等)を指導します。
毎日の自宅での歯磨きが予防の基本になります。
正しい歯磨きでプラークコントロールが行えるように、磨き方や補助用具の使い方(歯間ブラシ、フロス等)を指導します。
SRPはスケーリングでは取りきれない、歯肉の中に入り込んだ歯石を除去します。歯周病によって深くなってしまった歯と歯肉の溝の中には、細菌が溜まりやすく歯周病が進行する原因になります。
歯石を除去することで、歯肉の中の環境がよくなり歯周病の進行を遅らせることができます。
※歯肉の中の歯石は固くなっているため、麻酔を使用して除去します。